レジデントノート

米国にて内科修行中。何ができるか模索している過程を記録していく

1型糖尿病

 

発症は思春期や成人年齢の早い時期にピークを認めるが、どの年齢でも発症しうる

 

Cペプチド検査は1型糖尿病の診断確定の助けとなるかもしれず、1型糖尿病では値が低い(1)

 

さらなるマーカーにはGAD、islet cell、インスリン、タンパク質チロシンホスファターゼ(ICA512 or IA2A)、ZnT8などに対する自己抗体が含まれる

 

 

開始時には0.3単位/kgが1日インスリン量の開始目安として使うことができるかもしれない。そのうち半分を基礎インスリン、残り半分を食前の速効型インスリンとして投与する

 

 

混合型インスリンは速効型インスリンと中間型インスリンを含み調整が難しいため、米国糖尿病学会は1型糖尿病患者への使用を推奨していない

 

 

インスリンポンプの使用はDKAのリスクを減らし、夜間あるいは運動誘発性低血糖を防ぐ事に有用である(2)

 

 

軽度のDKAは外来管理が可能であるかもしれない(3)

 

 

 

 

 

1. Chiang JL , Kirkman MS , Laffel LM , et al; Type 1 Diabetes Sourcebook Authors. Type 1 diabetes through the life span: a position statement of the American Diabetes Association. Diabetes Care. 2014;37:2034-54.

 

2. DAFNE Study Group. Training in flexible, intensive insulin management to enable dietary freedom in people with type 1 diabetes: Dose Adjustment For Normal Eating (DAFNE) randomised controlled trial. BMJ. 2002;325:746.

 

3. Wilson JF . Diabetic ketoacidosis. Ann Intern Med. 2010;152:ITC1-ITC16.    

 

 

 

 

 

インザクリニック

アナルズオブインターナルメディシン

2022年3月