入院時ノート ① COPD急性増悪
<現病歴>
咳嗽増悪(+/-)呼吸困難感増悪(+/-)喀痰量増量(+/-)喀痰膿性度上昇(+/-)熱(+/-)悪寒(+/-)胸痛(+/-)sick contact(+/-)toxin暴露(+/-)
<既往歴>
COPD: GOLD: stage 在宅酸素: なし/あり L/min
PFT ( 年 月): FEV1 L, pred FEV1 %, post-dilator: %上昇
Baseline ABG ( 年 月): pH pCO2 pO2 HCO3 SaO2
心エコー ( 年 月): PASP mmHg, RVFx , LVEF %, LV diastolic Fx
喫煙: 喫煙中/ 年前から禁煙, pack-year
<内服薬>
<社会歴>
<家族歴>
<救急外来経過> T RR HR BP / SpO2 % on RA/O2 L/min
身体所見: 頸静脈:胸骨角上 cm, 呼気時wheezing, 下肢浮腫あり/なし
CXR: infiltrate(+/-) 肺鬱血像(+/-)
ABG(RA/O2 L/min): pH pCO2 pO2 HCO3 SaO2
血液検査: 白血球 BUN Cre HCO3 血糖
治療: NIPPV:(+/-) steroid: メチルプレドニゾロン mg iv
吸入:albuterol/ipratropium neb 回 ABX: mg iv
<ASSESSMENT>
COPD急性増悪
誘因: 呼吸器感染 / 肺塞栓 / 右心負荷 / toxin暴露 / ( )
鑑別診断: 心不全(既往 鬱血所見 BNP ) 肺塞栓(wells score( )) 肺炎(CXR )気管支炎(症状 )( )
外観: 意識 呼吸促迫(なし / 軽 / 中) 会話(フルセンテンス / 単語)
酸素必要量: SpO2 % on O2 L/min
呼吸状態: 呼吸数 /min(改善・不変)wheezing(+/-)自覚症状(改善・不変)
抗生剤投与適応: あり / なし
<PLAN>
一般病棟/ICUに入院
持続的心電図・SpO2モニター 要・不要
評価
バイタルサイン・呼吸状態チェック 時間毎
公式CXR読影をフォロー
喀痰検査提出
肺炎球菌/インフルエンザワクチンプロトコール
in / out balance
(proBNP ・ D-dimer)を救急時血液検査に追加
(血液ガス評価)
(心エコー施行)
(下肢静脈エコー・肺動脈CTA・VQ scan施行)
(血液培養提出)
(尿中レジオネラ/肺炎球菌抗原提出)
(インフルエンザ迅速テスト)
(翌朝CXR)
(スパイロメーター1日1回)
治療
外来抗コリン剤吸入中止
外来吸入ステロイド継続
ステロイド全身投与:
メチルプレドニゾロン(40 / 60)mg静注(6 / 8 / 12)時間毎
or
プレドニゾン60mg 経口1日1回
酸素投与: 経鼻カニュラ/ベンチュリマスク、目標SpO2 90-92%
(NIPPV)
酸素必要量5L/min以上の時 call MD
気管支拡張剤: albuterol/ipratropium ネブライザー 1日4回
必要時albuterol ネブライザー 2時間毎追加
抗生剤: mg iv/経口 1日 回
(胸部理学療法)
(ニコチンパッチ mg/日)
輸液: 救急にて生食 L投与後、輸液なし / 生食持続 cc/hr
電解質: マグネシウム, リンを救急時血液に追加、生化学毎日チェック、適宜補正
栄養: 食
予防
深部静脈血栓: なし / ヘパリン 5000単位皮下注1日2回 / 間歇的空気圧迫機
消化性潰瘍: なし
Disposition
(自宅にて独居、介護サービス利用なし)
(social worker コンサルト、介護認定評価)
退院前にRoom Air にて歩行試験、必要あれば在宅酸素をセットアップ
外来にて経口ステロイド漸次減量、1-2週間以内に外来主治医フォロー
禁煙外来紹介
急変時: Full code / DNR/DN intubation, NIPPVのみ可
補足
① 急性増悪に対する全身ステロイド投与は prednisone 40mg 経口一日一回 5日間が推奨されている Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
② 抗生剤投与は以下の状況で推奨されている
- With the following three cardinal symptoms: increased dyspnea, increased sputum volume, increased sputum purulence;
- With increased sputum purulence and one other cardinal symptom;
- Who require mechanical ventilation
Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease